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2016SPRING&SUMMER展示会
このたび、IFK表参道洋品店にて2016春夏の展示会を開催いたします。

LOUNGE ACTは天然素材を主に、テーラーの製図法と仕立てを取り入れ
独自の服作りを行なっています。

今シーズンは素材の良さを活かす仕立てをテーマにおいて制作しました。
今までの柔らかい素材感も残しつつ、細番手の糸で高密度に織り上げた
質の良いコットンを用いてジャケットやドレスシャツを展開いたします。


日時:2016年10月13日(火)、14日(水)、15日(木)13時~20時
 
場所:IFK表参道洋品店  東京都渋谷区神宮前5-42-17#103

お問い合わせ:info@loungeact.ws




 
心よりご来場お待ちしております。









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2015-16A/W先行オーダー会

今月末、IFK表参道洋品店 へ秋冬コレクションを入荷いたします。
それに合わせまして、新作の先行オーダー会を開催いたします。


日時:8月29日(土)、30日(日)14:00-20:00
場所:IFK表参道洋品店
   東京都渋谷区神宮前5-42-17コーポ青葉103MAP








 










 
















コートなどアウターを中心としたオーダー会です。
お客様の丈に調整してお作りいたします。
(仮縫いご希望の方は別途料金がかかります。)

生地の変更も承っていますので、お客様だけの一着をお作りすること
が出来ます。
こころよりご来店お待ちしております。


お問い合わせはこちらまで。info@loungeact.ws













フロックコートのお話し
LOUNGE ACTの服造りの話とは少し逸れてしまいますが
テーラーでは自分の作りたいものを先生にじっくり教わりながら
授業が進んでいきます。

今はパンツを作っているのですが、いつも脱線して様々な服造り
について教わります。
それが目から鱗の話ばかりでとても面白いのです。

The_Tailor_and_Cutter_and_London_Art_Jou_01.jpg
※ The Tailor and Cutter and London
   Art Journal より





上の図は昔のフロックコートのパターンです。
いまでは見る機会がありませんが、昔は昼夜共の正式な礼装でした。
時代とともに夜用は燕尾服に変わり、フロックコートは昼用となりましたが
それも次第にモーニングコートへと変わっていきました。

先日の授業の中でこのフロックコートの話になりました。
上の製図を見て頂くと前中心(ダブルのボタンになっている間)に切り替え線
があります。
この切り替えている部分を「たつ」と言うそうです。英語では「REVER」。

そしてここの作り方にとても感動したのですが、この「たつ」という部分の端は
実は「わ」になっていて前側と裏側が1枚でつながっています。
(通常コートやジャケットの端は、見返しと呼ばれる裏になる部分と縫い
合わせているため、端は布が4枚になります。)
「わ」にすると1枚を半分に折るので2枚になります。

001.jpg






授業で先生が40年前に造ったフロックコートを見せて頂きました。
本物のフロックコートを手にとって見ることはなかなかできないので
とても良い経験をさせてもらいました。

昔は生地が厚かったため燕尾服などもこの技法で作られていました。
いまではフロックコートのみこの「たつ」が残っているそうです。

 
オーバーコートとパンツ制作
IMG_0416.jpg  IMG_0421.jpg  IMG_0424.jpg

前回のブログで紹介していましたオーバーコートが完成しました。
ジャケットの復習ということで制作していたので肩パットを入れていたの
ですが、本当に昔のような肩の大きなコートになってしまったのでパットを
外してナチュラルな肩の作りに修正しました。

これでもサイズも大き目で袖も太いのですが、僕はもともとコートをオーバー
サイズで着るのが好きなのでとても気に入っています。

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 b8c57682.jpeg af1ce676.jpeg

こちらは現在テーラーで勉強しているパンツの制作途中のものです。
パターンはシンプルなのですが、アイロンによるくせとりという作業によって
穿きやすいパンツの形を作っていきます。
上の写真はパンツを横から撮ったものですが、足の形にあわせてカーブ
しているのがわかります。
(右の写真は前の裏側の部分・・・こういう仕立てをしたことがないので
悪戦苦闘しているところです、、)

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※the cutter's practical guide より

1890年代イギリスの裁断書ですが、このときからパンツを穿いたときの
動きが考えられアイロンによるくせとりの技術もあったようです。

大量生産や商品の価格のため、ここまで動きやすさを追求してくせとりまで
されているパンツを造ることは難しいですが、僕のように自分で縫うことの
できる人たちが少しづつでも伝えていくことができたらと思っています。


昔、町にあったテーラーのように服を造る人になりたい。。そしてその服を
着た人たちが少しでも嬉しい気持ちになれるように。




 
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