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無題
東北地方太平洋沖地震により被害を受けられた皆様、心よりお見舞い
申し上げます。
これ以上被害が大きくならないようお祈り申し上げます。

お客様の中にも被災地の方がいらしたのでとても心配です。
どうかご無事でおりますように。

旅のこと、新作の詳細は後日載せていきたいと思います。
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アイロン
DSCF3105.JPG   DSCF3091.JPG

今まで使っていたアイロンが調子悪くなってしまったのでずっとアイロンを探していたのですが、ようやく買い替えました。

いろいろ調べているうちにアイロンが好きになってしまって、シェア1のナオモトにしようかオオサカアイロンか、手入れのし易いハシマか悩んでいましたが、一番はこのリソーのセルミカでした。

もう生産していないアイロンでしたが、運良くほとんど新品状態で見つけました。

DSCF3103.JPG テーラーやオートクチュールなどで使われているアイロンで4kgととても重いです。(主に使われているものは2kgくらい)量産には向かないのかもしれませんが、一着一着造っていくには最適だと思います。

アイロン自体が重いので押さえ込まなくてもしっかりプレスしてくれます。良い道具があると仕事もはかどり良いものが出来ると思うので長く長く愛用していきたいと思います。
次シーズンの製作 ・ 服造りとは
1de4879b.jpg





次シーズンに向けてパターン作りが始まりました。
以前からデザインやアイテムの方向性を時間をかけて絞ってきましたので
素材を決めたあとのデザインとバランスの修正と、パターンを引いてトワル
で仮縫いをしました。

d069166e.jpg





シルエット、ゆとり、着易さ、バランスなどを見て決めていた素材に合わせて
パターンの修正をしていきます。


毎回のことですが服造りは奥が深いなと思わさせられます。
新しいアイテムを造り出さない限り、今まで造られてきた服の形の枠で
それぞれのブランドが服造りをしていきます。
すごい制限があるようで、いろんな服を見ていると自由なんだと思うことも
あります。
服造りは絵を描くことに近いと思っているのですが、商業的な面も強いです。

僕が一生をかけて造り続けたとしても完成はありません。
それでも今自分にできることを服の形にして着てもらった人たちに喜んで
もらうことができたら、こんなにやりがいのあることはありません。

正解のない世界ですが、いろいろ考えて悩んでそれでもまた服を造って
きたことで最近自分の造りたいものや方向が見えてきたように思います。
これからも服造りを続けておじいさんと呼ばれる歳になったときに「服とは
こういうものかな・・」と語れるようになりたいです。



「洋服の話」
eae64773.JPG






以前購入した本で「金洋服店」店主の服部晋さんの著書です。
生地の話や使用している道具、服のつくり方、礼服の話まで
書かれていて服を造る人としてとても参考にしている本です。

服部さんの造る服は袖付けや襟付けは手縫いで行なわれているのですが
ミシンの縫うときには、糸調子をゆるめにしてなるべくゆっくり縫うことで
手縫いに近づけると述べられています。
ミシンで早く縫えば縫うほど縫い目が固くなってしまうそうです。

僕は縫製会社の経験があるのですが、大量生産のものもとても技術が進歩
していて綺麗な服がたくさんあります。
しかし一着一着仕立てられている服は効率は悪いのですが、ゆっくり縫われ
ているため手縫いの風合いが出て温かみのある服になるんだろうと、この本
を読んで改めて感じました。

テーラーの書いた本なので硬いイメージがあると思うのですが、この本は
とても読みやすかったです。
洋服のつくりについて興味ある方は是非読んでみてください。

Amazon 「洋服の話」
金洋服店 http://www.kinn-tailor.com/




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