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服の仕立て

a0b054d3.JPG     1f9d078b.JPG

今回は仕立てることをテーマとして製作してきました。
そこで取り入れたのが毛芯による仕立てです。
すべてのアイテムに取り入れるのではなく、素材・デザインによって
仕立て方を変えています。(上の2型は毛芯仕立てにしました。)

65607831.JPG 主に紳士服のテーラーで行なわれる毛芯による縫製。
 その技術を修得するには数十年かかると言われて
 います。
 ハ刺しなどの技術はもちろん、毛芯作り、体に合うよう
 アイロンによるくせとり、注文服では補正の技術など
 勉強すればするほど奥の深さを感じています。
 

しかし今回毛芯仕立てを取り入れたのは、テーラーの職人さんにも
負けない仕立ての良い服を造ることが目標ではありませんでした。
 この技術を知り、きれいな良い仕立ての服を造ろうと縫っていきます。
そうすると縫製のクセが出て、決してシワ一つないきれいな服ではない
のですが、どこか野暮ったさのある服になります。

75748516.JPG 前端とラペル返り線奥に綿テープを据えて
 ハ刺しをした状態です。
 ※返り線のテープ据えはつづきに記載します。
 柔らかく仕立てるため薄手の毛芯を使い、胸増
 芯は付けていません。

テーラーの職人になるのに数十年かかると言われる服造りの技術。
どんな分野でも極めることはとても難しいけど、何十年かかっても
服造りを追求していきLOUNGE ACTの仕立てを目指していきたいと
思います。





 
 

 


※ラペルの返り線のテープ据えの補足です。
0ec24e1e.JPG   454623af.JPG

ラペルの返りをきれいに出すことと、胸のはらみを出すためテープを
1.5cmほど吊ります。
下のほうにイセが多くなるようにして、仕付けしていきます。

be845eaa.JPG





胸のほうへふくらみが出るようアイロンでイセを押さえ込んでいきます。
先ほどの余っていた部分がなくなりました。
充分にアイロンで押さえたら、テープを糸でかがってラペルのハ刺しを
していきます。

75748516.JPG 上の写真と同じですが・・ 


   
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