写真撮影。

　　　　　　

本日はカタログ用の写真撮影をしてきました。
この炎天下の中、厚いウールのジャケットやコートを着てもらいました。。
どうもありがとうございました！

今回はアイテムをジャケット・コート中心に製作していきました。
一人で作っていることもあり毎シーズン型数は限られてしまうのですが
アイテムを絞ることで、しっかりパターン作りに取り組めました。
　最近服を造るときには「ゆとり」を意識して製作していて
大きい服を造るという訳ではなく、体と服のあいだの「ゆとり」を
ちゃんとデザインできたらと思って製作しています。

　　　　　　　　

同じパターンでも素材や芯地・裏地の厚み、仕立て方によってゆとりも
変わってしまうので、まだまだたくさん造っていかないといけませんが
そこがちゃんと造れる職人のおじいさんを目指して製作していきます。

仕上げ

今日やっと晴れたので洗いをかけました。
生地の段階で一度洗いをかけるのですが
製品後の洗いは生地、芯、縫い糸などが少し縮んだり色が抜けたりして
表情が変わります。

縫い上がりのままが良いこともあるので
洗いをかけるべきかその都度考えています。。

洗いをたくさんかけて古着のような加工をする服も好きなのですが
服は着ているうちにあたりが出たり、汚れたり擦れたりして
その人の服になっていく過程が大切だと思っているので
あまり加工はしていません。

LOUNGE ACTの服を着てくれた人が、たくさん着込んで
自分に馴染んでいく服を楽しんでもらえたら嬉しいです。

Handknit sleeve remake jacket

　　　　　　　　

古着のジャケットを解体して、新しく作ったパターンにはめ込んで
リメイクジャケットを製作しています。一点ものです。

バラバラにして（写真右上）、身ごろを組み立てて（左上）
袖は手編みしたニットを付けます。
※ニットの色と馴染むよう身ごろの部分はコーヒー染めしています。

　　　　　　
　　　　



カウチンセーターに使う毛糸で編みました。
６本の撚りのない糸を１本にして編んでいきます。
着ているうちに目が詰まって馴染んできます。

あとはボタンを付けて完成です。

 

Tailored Jacket

　　　　

今シーズンは「仕立てる」ということをテーマに製作しています。
圧縮ウールを使用したテーラード・ジャケットです。

生地の風合いと軽さを保つため、柔らかい毛芯を使いました。
ゆとりがあるため着易いジャケットに仕上がる予定です。